福岡市西区の夕日風景
田んぼのシルエットが涼しげに感じます。

やましたひでこ公認
　　　断捨離®トップトレーナー檀葉子です。

本宅よりマンションへ帰ると、
駅から降りた途端、アスファルトの熱気が下から
上がってくるのを感じました。

本宅周りでは、涼しげに感じたのはこれか・・・
まだまだ土の上だったからか。

これが昔から感じていた田舎との暑さの違いなのですね。
この先、どこまで気温は上がるのでしょう
24時間クーラーをつけっぱなしとか、以前は考えられなかったことです。

先日の父3回忌、お盆の法要で、
お坊さんのこんなお話がありました。
餓鬼道に落ちた母を助けたい息子のお話。

ある日、大好きだったお母さんが逝って、
餓鬼道に落ちていることを知った息子が、
あんなにいい母親がなぜ餓鬼道にいるのか？
と、えらいお坊様に聞いたところ、

お母さんは、あなただけを愛して、
他の人には何一つ慈悲を施さなかった。
だから、餓鬼道へ落ちたのだと。

仏教には、お金がなくてもできる『無財の七施』
という教えがあるけれど、それさえも意に介さなかったと。

慈悲の実践～無財の七施～｜一隅を照らす運動『一隅を照らす運動』は、「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」という伝教大師最澄さまのご精神を現代に生かし、信仰と実践によって一人ひとりが心豊かな人間になり、平和で明るい世の中を共に築いていこうという社会啓発運動です。ichigu.net

どうしたら、母を助けることができますか、と問う息子に
この世で、あなたがそれをすることで、助かっていくと。

断捨離では、今の自分が整うと過去の自分も整うと
言います、さらにご先祖も整うと・・・。

「七施」が人のことを思いやる気持ちを育むこと
自分の子供だけに執着する気持ちから、周りの人を
思いやる気持ちに繋がる教えだと解釈しました。

断捨離は、モノを「捨てる」のだけど、
断捨離の『捨』とは、仏教用語で『喜捨』と言う意味
『喜んで施す』ということなのです。

その『七施』を今、実践するには、ハードルが高い社会だけど、
家の自分のモノを断捨離することが、これに繋がっているとしたら。
そうなのです、捨てがたいモノを手放すのは、自分の執着を手放すこと。
だから『喜捨』となるのです。

それは現実に、ダンシャリアンが笑顔が増え、
思い合い、助け合っていくことがあちらこちらで見えるのです。
若いお坊さんが、しっかりとお話されていましたが、
私も断捨離を学んだおかげで、
仏教の教えに繋がることができました。

断捨離は、空海「密教」にもつながります。
そんなことも興味を感じるお年頃（もう近い？）になったのだと
つくづく感じています。

とにかく、喜んで捨てる『喜捨』が日常になっていれば、
あなたも餓鬼道にはいけないと考えましょうか。
（ざっとね）