リヒトでの「初釜会」
今年は、いよいよ着物を着ました。

旅館組合の女将と若女将・・・？
それも、なかなかいいじゃない。
お宿「リヒト」の女将（管理人）ですから。

やましたひでこ公認
　　　断捨離®トップトレーナー檀葉子です。

私、着物を着るのは苦手です。
もちろん、あこがれはあるけれど、
きっと自分は似合わないと思っているから。

今回のお茶会を取り仕切ってくださったのは、
柴田じゅんこ代表の大分断捨離®ファミリーの皆さん

代表のじゅんこさん自身、
着付けやお茶の先生ではないけれど
みんなで女性を楽しむために始めただけ。
今回、さらに切磋琢磨してここの臨んでくれたのです。

多くの方が断捨離で難儀するのが着物。
結婚する時、親が作ってくれたモノ、
または、母親の大量のモノ。
日常着ることがなく、場所をとるモノ。

かつて、私も絶対着ないと言うのだけど、
母は、せっせと着物を作り持たせてくれました。
みちゆきや喪の夏物・冬物と。
いまだに一度も着ていません。

いらないって言ったのに・・・、なんでもたせたのよ〜。
ずっと、タンス一竿いるのですから・・・。
ずっとそんな気持ちでした。

今回、大分の方からこんなお話を聞いました。
Kさん、リヒトのお茶会に参加するため、
お稽古に熱が入ってくると、日常の会話にも
そのことが出てくる。
そうすると、高齢の母親との会話が増えたそう。
そして、こんなに〜？と思うほどに
母親からのアドバイス（？）もあり、
会話が弾んだそう。

また、Mさん、
自分でも気づかなかった親への思い。
成人式に着物を作ってもらえなかったこと。
寂しかった、悲しかったんだ。
そのことが、知らず心のガラクタとしてずっとあった。
今回、いっぱい着物に触れて、いっぱい練習して
自分で着れるようになったら、
そのコトに気づき、もう自分で自分を癒して、
満たされていることに気づいたそう。
思わぬ、着物によるいいお話が聞けました。


私自身も、なるべく着たくない着物なのだけど、
一昨年、母が逝った時にほとんど断捨離して
数点残した母のモノを着せていただきました。

年齢的に、自分の着物姿の中に母を見ました。
こうして、母を偲ぶのですね。

着物って・・・母と娘と、日本人の心に
とても深いえにしがあって、感じるものなのですね。
この機会をいただけて感謝します。

本当は、モノってそんな役割を
してくれるのでしょう。

難儀している着物。
向き合ってみる。
億劫がらずに、着てみる、出かけてみる。
そしたら、そのことから深く感じることが
あることでしょう。
これは、「もう一つの世界」からかもしれません。

実は、断捨離は、
そのモノとの仲良しの関係を望んでいるのです。
モノは、その人そのものですから。

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