ごきげんさまです。
断捨離トレーナーだんようこです。
昨日の続きで、浅田次郎氏のアメニティ・グッズの
エッセイの続きです・・・。
昭和26年生まれの私は、人類史上にも稀なる
高度経済成長期にすくすくと育った。
まことに幸福な世代である。
よって、物不足の時代から物の氾濫する時代を
つぶさに体験した。
それもあらましは、多感な青少年期の出来事であった。
昭和30年代の旅は、洗面道具一式が必需品だった。
そもそも「使い捨て」の品が存在しなかった。
昭和40年代後半であったと思うが、
そのころから使い捨てグッズが旅先に用意されるようになり、
また何か不足な物があっても、
「買えばいい」と考えるようにとなった。
生産力とサービスが飛躍的に向上した結果、
旅が身軽になったのである。
そういう、経緯をつぶさに体験したがゆえ、
私はいまだにアメニティ・グッズをサービス
もしくは好意と認識することができず、
「これも料金のうち」と
いういじましい考えに囚われてしまうらしい。
~中略~
どうやら、物のない時代に生まれたあと、
急激な経済成長に遭遇した私たちの世代は、
貧しかった父母たちよりももっと「使い捨て」の
文化になじめぬようである。
物を大切にするという道徳を叩きこまれたあとで、
物の氾濫する社会に身を置くこととなった。
父母には、貞節があったし、
子供等は、余分な物は欲しがらぬ。
しかし団塊世代の私たちはおしなべて、
世間の善意を信じようとせず、
タダならもらっておくのである。
さて、こうした厄介な世代がいよいよまとめて
高齢化するとなれば、
その厄介さは単純な数値では測れまい。
量も量だが、質も質なのである。
~中略~
ともあれ我が家の洗面所を埋めつくすアメニティ・グッズ、
蛮勇を揮って断捨離せねばならぬ、と思った。
私も同じような世代。
なるほど、そうなのか・・・・と、
頷ける。
アメニティ・グッズにさえも
歴史から受けてきた私達の内側が
見えてくる。
それでも、やっぱりそのモノ達は、
「不良在庫」
ただ、かかえて、うち捨てておくのではなく
断捨離するのである。
モノを捨てるのに「蛮勇を揮う」とは、
まさに、モノと一緒に
自分自身が抱えている思いを、
しゃにむに勇気をもって捨てる・・・とは、
断捨離の極意そのものです。。
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