久しぶりにいいお天気。

とても爽やかな空気を感じます。

いよいよ、秋近しですね。

 

 

やましたひでこ公認

　　　チーフ断捨離トレーナー 檀 葉子です。

 

 

 

 

断捨離の新しい視点「美意識」１

 

断捨離の新しい視点「美意識」２

 

断捨離の新たな視点「美意識」３

 

 

 

原研磨著書「日本のデザイン」

なにもないことの豊かさについて

「シンプル」と「エンプティ」の違いが

なるほど！と腑におちました。

 

 

 

「シンプル」の概念は、

先に歴史的な権力象徴の紋様の複雑さから、

近代の合理性が優位になる中で生まれた。

日本の「簡素さ」は、

「シンプル」とは違う過程で生まれてきたそう。

 

 

 

日本の美は、「シンプル」ではなく、

「エンプティ」

つまり空っぽ。

それは、合理性を追求したものでもなく、

偶然の産物でもない。

「何もない」ということを、

あえて意識化されていると。

 

 

 

 

どうでしょう。

空っぽ、何もないことを意識的に作る。

これが、日本人の美意識だというのです。

 

空っぽになったら、

私達は、どうなるだろう？

現代人ならば、空っぽになったら、

虚無感や寂しさに襲われて、つらいという人が

多いかもしれない。

 

 

 

それは、あったものが無くなった空っぽの状態に

なった時にそう思うかも知れない。

 

 

 

たとえば、新居に引っ越してきたばかりの

部屋を見たらどうだろう。

ここに何を置こうか？　

カーテンは？　テーブルは？

と、生き生きとイメージを

湧かせるのではないだろうか？

 

 

 

 

何もないということは、

ここから始まる暮らしの発想、

使い手のイマジネーションを盛り込むということ。

そうすると、そこはエネルギーが入れられ

パワフルな場と創られていくように思うのです。

 

 

ここで、断捨離は「シンプル」の勧めではないことに

気づかれたでしょう。

「エンプティ」の勧めなのです。

 

 

 

 

それは、より暮らしを活性させるために

空（カラ）にして、そこに新たなパワーを入れ込む。

そして、また空にして、

その都度の旬のエネルギーを入れる。

それは、空っぽだから、満たされる可能性が

働き出すのです。

 

 

 

 

ダンシャリアンがやることは、

空にする。

入れる。

また空にする。

また入れる。

暮らしはその繰り返し。

それを、新陳代謝と言いますね。

 

 

 

 

 

なにもないからこそ、制限や抑制もなく

排斥もない。

何もないからこそ、そこに創造の

全てを受け入れられる。

 

 

2010年頃、やましたひでこは

戦後、暮らしが欧米化して自信をなくした日本人の誇り、

日本人の高い精神性である「美意識」を

断捨離で取り戻すと教えてくれました。

 

 

今、また、その言葉を噛み締めているところです。

 

 

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